日記「風韻」読書感想文のこと

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雑誌の書籍紹介ページを見て気になって、今年初めに買っておいた
高野史緒さんの「大天使はミモザの香り」
時間が出来たら読もうと思って、そのままになっておりました。

が、しかし。
そんな訳で、時間がたっぷり出来やがり遊ばしましたので
先日一気に読んでしまいました。

色々詳しく書くのも野暮なので
さらりと軽めの感想文を載せさせて戴きます。

簡単に言うと
「時価二億円のヴァイオリン
 『ル・パルファン・デュ・ミモザ』はどこに?」な物語なのですが
早速、プロローグにこんな文章が。
「君、ヴィオラって知ってるかな?」
「知りません」
「そうきっぱり言われると凹むなあ…」
これを読んで嬉しくなっちゃうのが
ヴィオラ弾きなのですよ、ふっふっふ。

お話は、一丁の名器が絡む事件、謎解き、追いつ追われつが展開され
その中に人と音楽、人と楽器のつながりが描かれた
とても面白い作品でした。
私が特に強く共感したのは、第九章の最後の部分です。

私は、職業音楽家ですが
首席や副首席として呼んで戴ける程の立場ではありません。
コンクール入賞などのタイトルも獲ってはおりません。

けれど、この本の主人公の言葉を少し借りるなら
「セクションの最後尾を居場所とする自分に誇りを持って」います。
メロディラインでもベースラインでもなく
音楽の中身を地道に埋めて行くヴィオラ弾きとして
その時その時に最も適した
「刻み・後打ち・伸ばし・トレモロ」の弾き方を
瞬時に見極めるヴィオラ弾きとして
…トレモロと一口に言っても、チャイコフスキーのトレモロと
ブルックナーのトレモロと、ドビュッシーのトレモロは全く違うのですよ。
自分の大切な楽器と共に歩いて行きたいと、改めて感じました。

なので、早く、オーケストラで弾きたいですーっ!

高野史緒様、楽しい作品をありがとうございました。



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この記事へのコメント

そると
2020年05月01日 20:05
この本知りませんでした。今日早速注文しました、楽しみです。
読書に最適な時期ですよね、積ん読を整理します。
早く演奏活動が戻りますように‼️
2020年05月02日 17:41
>そると様
コメントをありがとうございます。
御注文なさったとは!
音楽が聴こえて来るような作品でしたよ。